年末調整に関するよくある質問(FAQ)をまとめています。
【年末調整を始める前に】
【年末調整/年調結果照会】
Q1.「年度処理対象者」の条件はなんですか?
Q2.STEP1:年調収集連携にて[連携]をクリックしても、従業員情報が更新されません。
Q3.従業員情報や給与/賞与情報を変更しても年末調整に反映されません。
Q4.[申告書情報]タブに表示されている金額が給与計算結果と異なります。
Q5.再抽出をしても、配偶者の所得見込額が変更されません。
Q6.年末調整時にジンジャー給与外で計算した給与や賞与の情報を取り込みたいです。
Q7.年調結果照会にて所得金額調整控除額が反映されません。
Q8.同居している祖父母に対して同居老親等の扶養控除58万円が反映されません。
Q9.住宅ローン控除の適用が3つ以上ある場合、どう対応すればよいですか。
【結果反映】
Q1.年末調整の計算実行後、結果反映はどのタイミングで実施すればいいですか?
Q2.年調還付金を給与・賞与に反映せずに現金でおこないたいです。
【締め処理】
Q1.年末調整の締め処理が解除できません。
【源泉徴収票/給与支払報告書】
Q1.源泉徴収票の摘要欄にはどのような内容が転記されますか?
Q2.職歴に登録した前職情報が源泉徴収票の摘要欄に反映されません。
Q3.同年内に退職した会社が複数ある場合、適用欄への転記はされますか。
Q4.摘要欄に前職の退職年月しか表示されません。日付も表示できますか?
Q5.ジンジャーで源泉徴収票の公開のみをおこないたいです。
Q6.受給者交付用の源泉徴収票のみの出力はできますか?
Q7.給与支払報告書を出力できません。
Q8.帳票書類にマイナンバーが印字されません。
Q9.従業員画面にて源泉徴収票のPDFが開けません。
Q10.給与支払報告書(CSV)の摘要欄に普通徴収の事由を転記できますか?
Q11.ジンジャー給与ではe-TAX・eLTAXと連動して各帳票の電子申請はできますか?
年末調整を始める前に
下記の関連リンクにて、ジンジャーで年末調整を実施する一連の流れをご案内しています。
実際に操作をする前一度ご確認をお願いします。
年末調整/年調結果照会
年末調整/年調結果照会の操作は以下の関連リンクを参照してください。
Q1.「年度処理対象者」の条件はなんですか?
A.新規計算開始をクリックした時点で、在籍区分が「在籍」になっている従業員が対象者です。
※年末調整の対象者/年末調整の計算の対象者となる条件の詳細はこちら
Q2.STEP1:年調収集連携にて[連携]をクリックしても、従業員情報が更新されません。
A.年調収集にて、回答結果をジンジャーのデータベースに反映してください。
STEP1:年調収集連携画面にて[連携]をクリックした際に年調収集から連携される情報は、下記の情報です。
・生命保険料控除
・地震保険料控除
・小規模企業共済控除
・その他社会保険料控除
・住宅ローン控除に関する情報
上記以外の情報は、年調収集にて回答結果をデータベースに反映することで、年末調整に連携されます。
※反映方法はこちら
なお、STEP1:年調収集連携にて[連携]をクリックした後にデータベースへの反映操作をした場合は、STEP2:申告書情報登録画面にて[再抽出]をしてください。
※再抽出についてはこちら
Q3.従業員情報や給与/賞与情報を変更しても年末調整に反映されません。
A.STEP2:申告書情報登録にて再抽出をしてください。
年調収集連携や年末調整の計算実行、STEP2(年調収集連携を「利用しない」と設定している場合はSTEP1):申告書情報登録にて情報を編集すると、操作時点の従業員情報や給与・賞与の情報が年末調整に反映されます。
上記の操作後に従業員情報や給与・賞与の情報を変更した場合はそのままでは最新の情報が反映されません。
STEP2(年調収集連携を「利用しない」と設定している場合はSTEP1):申告書情報登録にて[再抽出]をクリックすることで最新の情報に更新されます。
※再抽出についてはこちら
Q4.[申告書情報]タブに表示されている金額が給与計算結果と異なります。
A.STEP2:申告書情報登録にて再抽出をしてください。
年調収集連携や年末調整の計算実行後に、従業員情報や給与/賞与計算結果を変更した場合、そのままでは最新の情報が反映されません。
STEP2(年調収集連携を「利用しない」と設定している場合はSTEP1):申告書情報登録にてクリックすることで最新の情報に更新されます。
※再抽出についてはこちら
Q5.再抽出をしても、配偶者の所得見込額が変更されません。
A.[扶養情報]タブにて「配偶者の所得見込額」を変更された可能性があります。
STEP2(年調収集連携を「利用しない」と設定している場合はSTEP1):申告書情報登録>[扶養情報]タブにて配偶者の「所得見込額」を変更された場合は、[再抽出]をクリックしても従業員管理>家族の情報を抽出できません。
一度[初期化]をクリックしてから、[再抽出]をクリックしてください。
※再抽出/初期化についてはこちら
※申告書情報の各タブでは、情報を変更した場合下記のように変更箇所が黄色く表示されます。
Q6.年末調整時にジンジャー給与外で計算した給与や賞与の情報を取り込みたいです。
A.STEP2(年調収集連携を「利用しない」と設定している場合はSTEP1):申告書情報登録>[計算情報]タブにて、課税金額、社会保険料、所得税の金額を追加できます。
なお、申告書情報はCSVにて一括登録もできます。
※操作方法はこちら
Q7.年調結果照会にて所得金額調整控除額が反映されません。
A.所得金額調整控除の計算対象となる条件、および金額が反映される条件は以下のとおりです。
以下1~3をすべて満たした場合、所得金額調整控除の計算対象となります。
1. 従業員管理>給与計算>[各種課税]タブにて、居住者区分が「居住者」
2. STEP2(年調収集連携を「利用しない」と設定している場合はSTEP1):申告書登録画面>[基本情報]タブにて、所得金額調整控除にチェックを入れている
3. [計算情報]タブの支給金額合計が8,500,000円を超えている
上記1~3を満たすうち、下記の4を満たす場合に所得金額調整控除に金額が反映されます。
4. 以下A/B/Cいずれかの条件を満たすように従業員情報や家族情報が登録されている
※家族情報については税扶養開始日や税扶養終了日の入力有無は関係ありません。
A.従業員管理>給与計算>[各種課税]タブにて、障害者区分:特別障害者で登録されている
B.従業員管理>家族>[扶養家族]タブにて、以下を満たす家族が登録されている
・所得見込額が480,000円以内
・23歳未満
・続柄が、人事設定>家族>[続柄]タブの続柄区分にて「親」「子」「その他」のいずれかで設定されている家族マスタ
C.従業員管理>家族>[扶養家族]タブにて、以下を満たす家族が登録されている
・所得見込額が480,000円以内
・障害者区分が「特別障害者」
Q8.同居している祖父母に対して同居老親等の扶養控除58万円が反映されません。
A.人事設定>家族>[続柄]タブの祖母・祖父の続柄区分が「親」になっていない可能性があります。
同居老人親族としてカウントする条件の一つに、人事設定>家族>[続柄]タブの続柄区分が「親」になっている家族マスタを、従業員管理>家族>[扶養家族]タブにて登録している必要があります。
そのため、人事設定にて祖父・祖母の続柄区分を確認し変更してください。
※家族マスタの設定方法はこちら
Q9.住宅ローン控除の適用が3つ以上ある場合、どう対応すればよいですか。
A.適用欄への記載が必要です。
1. 年調結果照会にて、対象従業員のアクションにある[編集]をクリックします。
2. [計算情報]タブの摘要欄に情報を入力し、[計算実行]をクリックします。
適用欄に入力した情報が、源泉徴収票に下記のように反映されます。
結果反映
結果反映の操作は以下の関連リンクを参照してください。
Q1.年末調整の計算実行後、結果反映はどのタイミングで実施すればいいですか?
A.年調過不足額を反映する給与・賞与計算を実施後、結果反映をしてください。
結果反映ができるのは、すでに計算済の給与・賞与計算データが対象です。
そのため、事前に反映先の給与・賞与計算を実施しておく必要があります。
※反映先の給与・賞与計算の締め処理はせず、年末調整の結果反映をし、給与・賞与計算の再計算を実施した後に締め処理をしてください。
Q2.年調還付金を給与・賞与に反映せずに現金でおこないたいです。
A.結果反映において「現金」の項目はありません。
年調過不足金を現金で対応する場合、年調結果反映はしないままで問題ありません。
追徴額・還付額については、または年調結果照会>[計算情報]タブの「差引超過額」の項目を確認してください。
※「差引超過額」は、年末調整結果照会の従業員一覧画面にてダウンロードできるCSVファイルでも確認できます。
※結果反映を実施せずに年末調整の締め処理をした場合も、各帳票書類の公開・出力はできます。
締め処理
締め処理の操作は以下の関連リンクを参照してください。
Q1.年末調整の締め処理が解除できません。
A.年末調整>源泉徴収票にて、ステータスを初期化してください。
下記のいずれかに該当する従業員は、チェックボックスが非活性となり締め解除ができません。
・年末調整の源泉徴収票(PDF)を出力している
・年末調整の源泉徴収票(Web明細)を公開もしくは公開予約している
締め解除をするためには、年末調整の源泉徴収票のPDFのステータスを初期化する、もしくはWeb公開を取り消してください。
※詳細はこちら
源泉徴収票/給与支払報告書
源泉徴収票や給与支払報告書の出力操作は以下の関連リンクを参照してください。
Q1.源泉徴収票の摘要欄にはどのような内容が転記されますか?
A.職歴に登録されている前職に関する情報や同一生計配偶者に関する情報が転記されます。
詳細はこちら
Q2.職歴に登録した前職情報が源泉徴収票の摘要欄に反映されません。
A.従業員管理>職歴の中途区分が「中途入社」で登録されているか確認してください。
年末調整計算時に前職情報を含めるか否かは、従業員管理>職歴の中途区分の登録内容で判断されます。
前職情報を含める場合は中途区分を「中途入社」に、含めない場合は「中途入社以外」に設定してください。
※ジンジャー人事労務のオプション「年調収集」をご契約の場合は、回答内容によって年調収集の結果反映時に上記が自動で設定・更新されます。
Q3.同年内に退職した会社が複数ある場合、適用欄への転記はされますか。
A.1つの企業情報しか転記されないため、別途2社目の情報を手入力する必要があります。
現状のジンジャーの仕様上、従業員管理>職歴にて前職が複数登録されている場合、直近の1社に関する情報のみが源泉徴収票や給与支払報告書に転記されます。
同年内に退職した会社が複数ある場合は、源泉徴収票および給与支払報告書でそれぞれ下記の対応をしてください。
【源泉徴収票】
年調結果照会>[計算情報]タブにて、摘要欄に2社目の会社情報を入力します。
【給与支払報告書】
給与支払報告書(CSV)出力時に摘要欄へ2社目の会社情報を入力します。
※給与支払報告書の摘要欄への入力方法はこちら
Q4.摘要欄に前職の退職年月しか表示されません。日付も表示できますか?
A.退職の日付は摘要欄へ直接入力してください。
適用欄では従業員管理>職歴の情報が転記されますが、この職歴では退職の「年月」までの登録になり「日付」は登録できません。
適用欄で日付まで表示したい場合は、年調結果照会>[計算情報]タブにて、適用欄に退職の日付を追記してください。
※摘要欄の編集後は[計算実行]をクリックしてください。
Q5.ジンジャーで源泉徴収票の公開のみをおこないたいです。
A.源泉徴収票を発行するためには、ジンジャーで年末調整の計算を実施してください。
ジンジャーでは、従業員管理と年末調整の情報を抽出して源泉徴収票を作成しています。
そのため、ジンジャー外で年末調整をされた場合であっても、再度ジンジャーで年末調整の計算を実施する必要があります。
Q6.受給者交付用の源泉徴収票のみの出力はできますか?
A.受給者交付用の源泉徴収票のみの出力はできません。
ジンジャーでは、受給者交付用と税務署提出用が1枚にまとまった形式の源泉徴収票のみ出力できます。
従業員に書面で源泉徴収票を発行する場合は、出力後、受給者交付用のみ切り取って交付してください。
Web明細公開時は受給者交付用のみが公開されるため、従業員は従業員画面にて受給者交付用のみの源泉徴収票がダウンロードできます。
※Web明細を確認する方法はこちら
Q7.給与支払報告書を出力できません。
A.下記1~5すべての設定ができているかを確認してください。
1. 人事設定>納付先情報>[納付元会社]タブの有効ステータス
有効ステータスが「有効」になっているか確認します。
※納付元会社の設定方法はこちら
2. 人事設定>納付先情報>[市区町村]タブ>[基本情報]タブの適用開始日/有効ステータス
従業員に紐づく市区町村において、下記が設定されているか確認します。
・適用開始日:該当年より前
・有効ステータス:有効
※市区町村マスタの設定はこちら
3. 従業員管理>給与計算>[各種課税]タブの提出先市区町村
上記の2.で適用開始日/有効ステータスが設定された市区町村マスタが従業員に設定されているか確認します。
※各種課税の登録方法はこちら
4. 従業員管理>給与計算>[各種課税]タブの住民税徴収方法
従業員の住民税徴収方法が「特別徴収」もしくは「普通徴収」と設定されているか確認します。
※各種課税の登録方法はこちら
5. 年末調整の締め処理
年末調整>締め処理にて、対象従業員の締め処理が完了しているか確認します。
締め処理を完了している場合、対象従業員のステータスの欄に「完了」と表示されます。
※年末調整の締め処理の方法はこちら
【締め処理後に情報を変更した場合】
提出先市区町村/住民税徴収方法/納付元会社の情報は、年末調整の締め処理時点の情報を抽出します。
締め処理後にいずれかの情報を変更した場合は、一度対象従業員の年末調整の締め解除をしてから、再度締め処理をしてください。
【納付元会社が紐づいていない場合】
納付元会社が紐づいていない場合、給与支払報告書の出力時は納付元会社:未設定で扱われます。
Q8.帳票書類にマイナンバーが印字されません。
A.操作アカウントのロール(マイナンバー)にて権限が付与されていない可能性があります。
マスタアカウントおよび従業員管理>所属>ロール(マイナンバー)にて、以下の権限が付与されている従業員に限りマイナンバーに関するデータが出力できます。
・マイナンバー事務取扱責任者権限
・マイナンバー事務取扱担当者権限
※詳細はこちら
Q9.従業員画面にて源泉徴収票のPDFが開けません。
A.推奨環境で従業員画面を開いているか確認してください。
ジンジャーの推奨環境はGoogle Chromeです。
※詳細はこちら
Q10.給与支払報告書(CSV)の摘要欄に普通徴収の事由を転記できますか?
A.普通徴収の事由は転記されないため、出力時に手入力する必要があります。
給与支払報告書をeLTAXにて提出する際、作成区分が「0(国税分のみ)」以外、かつ普通徴収が「1(普通徴収)」の場合は、普通徴収の事由の記載が必須です。
eLTAX|給与支払報告書及び公的年金等支払報告書に関する統一CSVレイアウト仕様書について
上記に該当する場合、給与支払報告書(CSV)の出力時に、摘要欄へ普通徴収の事由を手入力する必要があります。
※給与支払報告書の摘要欄への入力方法はこちら
Q11.ジンジャー給与ではe-TAX・eLTAXと連動して各帳票の電子申請はできますか?
A.ジンジャー給与ではe-TAX・eLTAXの連携はできません。
給与支払報告書(CSV)を出力し、eLTAXにてCSVデータを取り込み電子申請をしてください。
※給与支払報告書(CSV)の出力方法はこちら