所得税が自動計算されない、もしくは金額が合わない場合は下記を確認してください。
所得税とは
所得税は、個人の所得に対してかかる税金で、1年間の全ての所得から所得控除を差し引いた残りの課税所得に税率を適用し税額を計算します。
所得税の仕組み|国税庁
給与所得者の場合は、給料や賃金等の支払者が給与を支払う際に、支払額に応じた所得税及び復興特別所得税をその給与から差し引いて、これを国に納付する源泉徴収制度を採用されています。
※電算機計算の特例と税額表、どちらの計算を適用しても最終的に差分は年末調整で精算されます。
所得税が合わない場合の対処方法
所得税が反映されない、電算機計算の特例を加味しても所得税の金額が合わない場合、下記1~4の設定を確認してください。
従業員情報は、給与計算実行時点の情報を参照します。
給与計算後に下記の設定を変更した場合は、給与計算>月次計算の[計算処理]にて、再計算を実施する必要があります。
再計算の実施後、給与計算>給与データ訂正>[控除項目]タブにて、あらためて所得税の金額を確認してください。
1.課税区分
従業員管理>給与計算>[各種課税]タブにて、課税区分が「甲欄」「乙欄」「指定税率」になっている場合、所得税が計算されます。
該当従業員の課税区分が登録されているか確認してください。
※課税区分の設定についてはこちら
2.給与計算結果の源泉対象額/非課税対象額
所得税は源泉対象額をもとに計算されます。
給与計算>給与データ訂正>[その他]タブにて、対象従業員の「源泉対象額」「非課税対象額」の金額に誤りがないか確認してください。
「源泉対象額」「非課税対象額」の金額に誤りがある場合は、給与設定>給与体系の計算設定にて、非課税と課税が正しく設定されているかを確認してください。
・課税の場合:計算設定1~計算設定6のいずれかを選択
・非課税の場合:計算設定7~計算設定12のいずれかを選択
※計算設定についてはこちら
3.扶養家族
所得税の計算時には扶養情報が影響します。
そのため、従業員管理>家族>[扶養家族]タブにて、扶養家族の登録が必要になります。
対象従業員の扶養家族が正しく登録されているか確認してください。
※扶養家族の登録方法についてはこちら
※扶養家族が複数いる場合、課税給与所得金額が0円となり所得税が0円になる場合があります。
4.所得控除に関する項目
寡婦や勤労学生に該当する場合、所得税の計算時に所得控除が受けられます。
従業員本人が当てはまる場合、従業員管理>給与計算>[各種課税]タブにて登録をしてください。
※各項目の詳細についてはこちら