給与計算>月次計算のSTEP2:税/社保更新において、税項目/介護保険/健康保険/厚生年金の更新対象者の判別ロジックをご案内します。
更新対象者となる条件および更新内容は下記の表をご確認ください。
なお、介護保険/健康保険/厚生年金は「対象者表示条件」の選択に応じて更新条件が異なります。
社会保険料が翌月徴収か当月徴収かで、従業員Aが介護保険料の徴収対象か否かが変動する。
【社会保険料が「翌月徴収」の場合】
6月分の社会保険料を7月処理月の給与計算にて徴収するため、6月末時点で40歳になる人が介護保険料の徴収対象。つまり、従業員Aは対象外である。
そこで、対象者表示条件にて「前月の給与処理月の末日 ≧ 生年月日の前日」を選択することで、従業員Aは更新対象者として表示されない。
【社会保険料が「当月徴収」の場合】
7月分の社会保険料を7月処理月の給与計算にて徴収するため、7月末時点で40歳になる人が介護保険料の徴収対象。つまり、従業員Aは徴収対象である。
そこで、対象者表示条件にて「当月の給与処理月の末日 ≧ 生年月日の前日」を選択することで、従業員Aは介護保険徴収区分を「第2号被保険者」とする必要があり、更新対象者として表示される。
上記の例から、対象者表示条件では、健保厚年徴収区分に応じて下記を選択することを推奨しています。
・健保厚年徴収区分の設定が「翌月徴収」→「前月の給与処理月の末日 ≧ 生年月日の前日」
・健保厚年徴収区分の設定が「当月徴収」→「当月の給与処理月の末日 ≧ 生年月日の前日」
項目 | 更新対象者となる条件 | 更新内容 |
---|---|---|
税項目 |
・給与処理月の末日時点で対象者が18歳未満 |
従業員管理>給与計算>[各種課税]タブの未成年者区分を「対象外」から「未成年」に更新 |
・給与処理月の末日時点で対象者が18歳以上 |
従業員管理>給与計算>[各種課税]タブの未成年者区分を「未成年」から「対象外」に更新 |
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介護保険 |
※表示対象条件の選択に応じて更新条件が異なる 【前月の給与処理月の末日 ≧ 生年月日の前日】 【当月の給与処理月の末日 ≧ 生年月日の前日】 |
従業員登録>社保・労保>[社会保険]タブの介護保険計算区分を「第1号被保険者」に更新 |
※表示対象条件の選択に応じて更新条件が異なる 【前月の給与処理月の末日 ≧ 生年月日の前日】 【当月の給与処理月の末日 ≧ 生年月日の前日】 |
従業員登録>社保・労保>[社会保険]タブの介護保険計算区分を「対象外」に更新 |
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※表示対象条件の選択に応じて更新条件が異なる 【前月の給与処理月の末日 ≧ 生年月日の前日】 または ・社保・労保>[社会保険]タブ>社保加入区分が「加入」 【当月の給与処理月の末日 ≧ 生年月日の前日】 または ・社保・労保>[社会保険]タブ>社保加入区分が「加入」 |
従業員登録>社保・労保>[社会保険]タブの介護保険計算区分を「第2被保険者」に更新 |
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健康保険 |
※表示対象条件の選択に応じて更新条件が異なる 【前月の給与処理月の末日 ≧ 生年月日の前日】 【当月の給与処理月の末日 ≧ 生年月日の前日】 |
従業員登録>社保・労保>[社会保険]タブの社保加入区分を「未加入」、健康保険計算区分を「75歳以上(対象外)」に更新 |
厚生年金 |
※表示対象条件の選択に応じて更新条件が異なる 【前月の給与処理月の末日 ≧ 生年月日の前日】 【当月の給与処理月の末日 ≧ 生年月日の前日】 |
従業員登録>社保・労保>[社会保険]タブの厚生年金計算区分を「被保険者(対象)」に更新 |
※表示対象条件の選択に応じて更新条件が異なる 【前月の給与処理月の末日 ≧ 生年月日の前日】 【当月の給与処理月の末日 ≧ 生年月日の前日】 |
従業員登録>社保・労保>[社会保険]タブの厚生年金計算区分を「70歳以上(対象外)」に更新 |