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計算式を設定する前に給与体系の基本情報の設定を行う必要があります。
下記ヘルプページをご参照ください。
給与体系の基本情報を設定する
計算式では四則演算のほか条件式が設定できます。
四則演算:+ ー × ÷
IF:論理式、TRUE値、FALSE値
計算式への数字入力は、半角モードに変更の上、入力してください。
また、四則演算、等式、不等式などの符号、IFは、計算式設定上のボタンから選択してください。
・計算式に使用できる項目
・切り上げ/切り捨て/四捨五入の設定について
・控除となる計算式の設定について
・給与区分:日給月給の時給を算出したい場合
・給与区分:時給の割増単価を算出し、法定外残業手当を計算したい場合
・設定されている役職を元に役職手当を支給したい場合
・給与の一部を現物支給したい場合
・ジンジャー勤怠をご利用の企業様へ
計算式に使用できる項目
- 従業員情報
- 給与支給単価
- 給与控除単価
- 給与勤怠単価
- 給与勤怠項目
- 給与支給項目
- 給与控除項目
- jinjer勤怠項目(※ジンジャー勤怠をご利用の場合のみ)
- 就業日数・就業時間
- 端数処理
切り上げ/切り捨て/四捨五入の設定について
計算結果が正と負の場合により、切り上げ/切り捨ての値が変わります。
同額で支給と控除を行いたい場合、以下のように設定してください。
・支給を切り上げる/切り下げる場合は控除は反対を選択
・支給を四捨五入とする場合は控除も四捨五入
例)300000 ÷ 176 ✕ 2 = 3409.09 の金額を支給/控除する場合
項目 | 計算式 | 計算方法 | 結果 |
---|---|---|---|
支給項目 | 300000 ÷ 176 ✕ 2 = 3409.09 | 1円未満切り捨て | 3409 |
1円未満切り上げ | 3410 | ||
四捨五入 | 3409 | ||
控除項目 | 300000 ÷ 176 ✕ 2 ✕ (-1) = -3409.09 | 1円未満切り捨て | -3410 |
1円未満切り上げ | -3409 | ||
四捨五入 | -3409 |
控除となる計算式の設定について
計算式に『-1』を入れることで、控除となる計算式の設定が可能となります。
例:欠勤控除額
設定内容
( 《欠勤日数》 * 《欠勤控除単価》 ) * ( - 1 )
計算式に『-1』を入れる場合、()が必要です。
給与区分:日給月給の時給を算出したい場合
設定内容
① 1未満切り上げ( ② 給与支給単価1 + 給与支給単価2)÷ ③就業時間(給与処理月))
①求めた時給の端数処理を()の前方に配置します。
② 時給算出の元となる従業員に設定されている給与支給単価を指定します。
③月の就業時間ごとに時給を変動させたい場合は就業時間を選択します。
※就業日数や就業時間は下図にて設定できます。
給与区分:時給の割増単価を算出し、法定外残業手当を計算したい場合
設定内容
① 1未満切り上げ( ② 給与支給単価1 ✕ ③1.25)✕ ④給与勤怠項目
①求めた時給の端数処理を()の前方に配置します。
② 従業員に設定されている給与支給単価1を指定します。
③割増したい比率を乗算します。
④法定外残業時間が入力される勤怠項目を指定 します。
設定されている役職を元に役職手当を支給したい場合
設定内容
例:役職が部長(ID:1)の場合、20,000円支給、それ以外は支給なし
計算式:①IF(②論理式,③TRUE値,④FALSE値)
⇒①IF(②役職=1 , ③20000 , ④0)
① IFを選択します。
② 論理式の中に、条件を設定します。(役職:1)
※従業員情報の区分を選択する場合はその区分に設定されているコードを使用します。
※役職はマスタを設定する必要があります。詳細はこちら
③TRUE値に論理式の条件にあてはまる場合にだしたい結果を入力します。(20000円)
④FALSE値に論理式の条件にあてはまらない場合にだしたい結果を入力します。(0円)
※TRUE値・FALSE値の中に四則演算の式設定も可能です。
給与の一部を現物支給したい場合
設定内容
例:商品券4万円
■ケース1
A:支給項目(給与支給項目)として登録を行う場合
給与支給項目名:商品券
計算式:➁40000
➀計算式設定は「1」を選択します。
➁計算式の欄に支給額(40000)を入力します。
給与データ訂正では以下のように表示されます。
B:控除項目(給与控除項目)として登録を行う場合
給与控除項目名:経費精算
計算式:➁40000
➀計算式の欄に支給額(40000)を入力します。
給与データ訂正では以下のように表示されます。
■ケース2
従業員の給与振込設定 にて対応する場合
設定例
現金:固定額 口座1:残額
設定画面:従業員>給与振込設定
給与振込設定はこちら
給与データ訂正では以下のように表示されます。
ジンジャー勤怠をご利用の企業様へ
処理月の前月締め日時点の単価を抽出する場合
例
締め日:20日
給与処理月:2021/5
給与支給単価1:2021/5/20時点で有効な単価を抽出
給与支給単価1(前月分):2021/4/20時点で有効な単価を抽出
設定例※固定給は20日締め当月払い、残業代は翌月払い
①給与支給単価1(前月分)÷ 20 ✕ 法定外残業時間(前月分)(j勤怠)
残業手当や勤怠控除など変動する項目については翌月支給で計算している場合でも設定できます。
設定例
①法定外残業単価 ✕ ②総法定外残業時間(前月分)(j勤怠)
①勤怠単価を設定します。
② 勤怠単価に乗算するjinjer勤怠項目を ” 前月分” とついている項目を選択します。
⇨給与処理月の前月分の勤務データを参照し、使用します。