本ページでは、給与計算・賞与計算画面のヘッダー項目やCSVファイルのヘッダー項目に反映させる
名称の設定方法をご説明します。
設定を始める前に
設定の利用用途
本設定は、以下給与計算時にご利用いただく項目となります。
①給与体系に関わらず、まとめて給与計算後の結果を一括訂正/確認されたい場合
②給与体系に関わらず、まとめて給与計算結果をCSVにてインポートされたい場合
③給与体系の「給与勤怠項目」「給与支給項目」「給与控除項目」の項目を50個以上作成されたい場合
※上記①・②の操作にてヘッダー項目に当たる項目名称を「共通項目名称」にて設定します。
設定の事前準備
本設定は、ジンジャー給与を利用する全従業員共通で適用される設定となります。
そのため、本ページをご一読いただき、事前に登録に必要な項目(給与支給項目、給与控除項目など)を洗い出しいただいた後、ご設定を進めていただくことをおすすめいたします。
※特に給与体系→共通項目名称 の順でご設定される場合は、給与体系別に必要な項目を洗い出していただくことをおすすめいたします。
設定の影響範囲
本ページの冒頭にもご説明した通り、共通項目名称を設定することで、
給与計算結果の訂正/確認/インポート時のヘッダー項目を給与体系に関わらず全従業員共通にすることが可能です。
以下では、設定後の影響メニューについてご紹介いたします。
共通項目名称を設定した場合の影響画面
反映箇所:給与計算>月次計算>STEP3:勤怠データ登録
反映箇所:給与計算>給与データ訂正>給与データ一括訂正
反映箇所:賞与計算>STEP3:支給控除データ登録
反映箇所:レポート>給与レポート>給与支給控除項目一覧表、賞与支給控除項目一覧表
給与支給控除項目一覧表
賞与支給控除項目一覧表
反映箇所:インポート>STEP3:詳細設定
反映箇所:インポート>テンプレート一覧
※メニュー選択:給与計算
※メニュー選択:賞与計算
共通項目名称を設定しなかった場合
データ表示時のヘッダー項目は共通項目名称のデフォルト値となります。
そのため、共通項目名称を設定していなかった場合、計算結果の確認時にどの項目がどこの値なのか確認がしづらくなります。
例)給与支給項目の場合 「給与支給項目1~50」の表記となります。
※該当メニュー:給与設定>共通項目名称 ※該当メニュー:給与計算>データ訂正>CSVダウンロード
反映箇所:給与設定>給与体系 給与勤怠項目・給与支給項目・給与控除項目
※共通項目名称にて、No.50以降の項目を新規追加した場合のみ、影響します。
例)給与勤怠項目タブ
設定可能な権限
マスタアカウント、システム管理者権限、給与管理者権限のいずれかの権限が付与された
従業員が設定できます。
設定方法
① 共通項目名称の登録方法
1.[給与設定]をクリックします。
2.[共通項目名称]をクリックします。
3.項目名称にカーソルをあてることで、編集が可能になります。
・項目名称は、20文字以内で設定ください。
・他項目タブにて使用している項目名称は設定することはできません。
4.[保存]をクリックします。
② 共通項目名称の追加/削除の方法
本操作は「給与勤怠項目」「給与支給項目」「給与控除項目」の3つのタブでのみ対応が可能です。 「賞与支給項目」「賞与控除項目」のタブは対象外となりますので、ご注意ください。
なお、新たに作成できる項目は既存の50項目(No.50 まで)を含め125個までとなります。
【追加方法】
1.画面下へスクロールし、[追加]をクリックします。
2.作成したい項目の名称を入力します。
3.[保存]をクリックします。
作成された項目は給与設定>給与体系の各種タブに反映されます。
例)共通項目名称>給与勤怠項目タブ>No.51に「夜勤回数」を追加した場合
給与設定>給与体系>給与勤怠項目タブ>ID51に「夜勤回数」が追加されます。
※すでに作成されている給与体系すべてに新たに追加されます。
【削除方法】
共通項目名称の削除を行えるのは、新規で作成が可能なNo.50項目以降となります。
デフォルトで登録の枠があるNo.50項目以内の項目は削除の対象外です。
1.該当の項目横にある[削除]のマークをクリックします。
2.注意モーダルの内容を確認の上、削除が必要な場合は[保存]をクリックします。
一度削除した共通項目名称は復元することはできません。
削除される場合は、下記の影響範囲を把握いただき対応を行ってください。
・該当項目を含む給与計算の計算結果は過去給与計算を実施した分を含めて全て削除されます。
・削除後に他給与のアプリケーション(例:年末調整)で計算結果の連携を行った場合、
削除された項目の金額は反映されません。
・該当項目を利用して計算式が組まれれている項目がある場合、
その項目の計算式はエラーとなり、 計算結果は「0」となります。
設定可能項目数を超過して項目の管理をする際の設定例・留意点
上記でご案内した共通項目名称の「追加」機能は125項目まで対応が可能です。
また、賞与支給項目・賞与控除項目は追加機能は適用されないため、デフォルトの5項目にて調整いただく必要がございます。
そのため、用意をしている項目数を超過して管理する場合は、下記方法にてご対応ください。
設定例
【前提条件】
給与体系1:正社員
給与体系2:アルバイト
①給与体系毎の項目をスラッシュで区切り設定する
例)
給与体系が正社員の給与支給項目(ID2)は役職手当とする
給与体系がアルバイトの給与支給項目(ID2)は休日手当とする
該当メニュー:給与設定>給与体系
※給与体系が正社員の場合
※給与体系がアルバイトの場合
該当メニュー:給与設定>共通項目名称
上記の設定を行っている場合、以下の通りに表示されます。
該当メニュー:給与計算>データ訂正>一括訂正
該当メニュー:給与計算>データ訂正>CSVダウンロード
②給与体系IDをずらし設定する
例)
給与体系:正社員
「ID2」の給与支給項目は役職手当とする
「ID3」の給与支給項目は「給与支給項目2」として有効ステータスを「無効」にする
給与体系:アルバイト
「ID2」の給与支給項目は「給与支給項目3」として有効ステータスを「無効」にする
「ID3」の給与支給項目は休日手当とする
該当メニュー:給与設定>給与体系
※給与体系が正社員の場合
※給与体系がアルバイトの場合
該当メニュー:給与設定>共通項目名称
上記の設定を行っている場合、以下の通りに表示されます。
該当メニュー:給与計算>データ訂正>一括訂正
該当メニュー:給与計算>データ訂正>CSVダウンロード
留意点
ジンジャー給与運用後に、新たに給与支給項目・給与控除項目等を追加する場合や、
すでに設定している項目の変更が必要になった場合、「共通項目名称」の設定を併せて行ってください。
共通項目名称は給与体系の設定と自動で連動はしておりませんので、 共通項目名称の変更を行わなかった場合は、変更前の項目名にてヘッダー上表示されてしまいますので ご注意ください。