労働保険料の年度更新するための操作方法をご案内します。
なお、年度更新について詳しく知りたい場合は、下記の関連リンクを参照してください。
操作をする前に
事前に給与計算と賞与計算の締め処理を実行する必要があります。
※給与計算の締め処理についてはこちら
※賞与計算の締め処理についてはこちら
複数の労保事業所の年度更新をする場合は、以下の手順を参考にしてください。
例)労保事業所A/労保事業所Bの年度更新をする場合
- [新規計算開始]>計算対象年度と「労保事業所A」を選択して[開始]
- STEP1:算定基礎賃金集計/STEP2:労働保険申告書にて内容の確認/調整をして[確定]
- 手順1で計算開始した対象年度のSTEP1:算定基礎賃金集計に移動して[再抽出]
- 「労保事業所B」を選択して[開始]
- STEP1:算定基礎賃金集計/STEP2:労働保険申告書にて内容の確認/調整をして[確定]
※STEP1:算定基礎賃金集計の[次へ]をクリックした段階で再抽出した情報で上書きします。
操作可能な権限
以下のいずれかが付与された従業員のみ操作できます。
・マスタアカウント(契約初期に発行されたアカウント)
・システム管理者権限
・給与管理者権限
・給与担当者権限
操作方法
1.年度更新>[新規計算開始]をクリックします。
2.計算対象年度と労保事業所を設定して、[開始]をクリックします。
項目 | 内容 |
---|---|
計算対象年度 |
年度更新の対象年度(概算保険料を計算する年度)を選択してください。 |
労保事業所 | 納付額決定時の保険料率に用いるために、労保事業所を選択してください。 ※対象年度の年度末(3月31日)時点で有効な労保事業所から選択可能 |
3.STEP1:算定基礎賃金集計にて、集計された内容を確認/修正します。
算定基礎賃金集計表のPDFを出力する場合は、[PDFダウンロード]をクリックしてください。
ダウンロード確認画面の出力する事業情報で設定した、会社名/事業所名称に紐づく事業情報(事業の名称/電話番号など)を、算定基礎賃金集計表に転記します。
・事業所情報の出力にて「企業設定」を選択 → 出力する事業情報にて、企業設定>企業情報の「会社名」が固定
・事業所情報の出力にて「事業所マスタ」を選択 → 出力する事業情報にて、人事設定>社保・労保>[事業者マスタ]タブにて登録した事業所名称から選択
※ダウンロード確認画面では「レポート>レポート処理結果一覧」と記載がありますが、仕様変更によりメニュー名が「エクスポート>エクスポート結果一覧」となりましたので、注意してください。
▼PDFイメージ
算定基礎賃金集計の対象者となった従業員を一覧で出力する場合は、[対象者ダウンロード]をクリックしてください。
▼CSVイメージ
[労災保険料]タブ
各月の給与計算実行および賞与計算実行時点で保存された、労災保険区分/雇用保険区分を抽出します。
No. | 項目 | 内容 |
---|---|---|
① | 常用労働者: 人数 |
下記すべてを満たす従業員の合計人数 ※労災保険区分/雇用保険区分の設定方法はこちら |
② | 常用労働者: 労災保険対象額 |
下記すべてを満たす従業員の労災保険対象額の合計 ※労災保険区分/雇用保険区分の設定方法はこちら |
③ | 役員で労働者扱いの人: 人数 |
下記すべてを満たす従業員の合計人数 ※労災保険区分/雇用保険区分の設定方法はこちら |
④ | 役員で労働者扱いの人: 労災保険対象額 |
下記すべてを満たす従業員の労災保険対象額の合計 ※労災保険区分/雇用保険区分の設定方法はこちら |
⑤ | 臨時対象者: 人数 |
下記すべてを満たす従業員の合計人数 ※労災保険区分/雇用保険区分の設定方法はこちら |
⑥ | 臨時対象者: 労災保険対象額 |
下記すべてを満たす従業員の労災保険対象額の合計 ※労災保険区分/雇用保険区分の設定方法はこちら |
⑦ | 合計: 人数 |
①③⑤の合計 |
⑧ | 合計: 労災保険対象額 |
②④⑥の合計 |
[雇用保険料]タブ
各月の給与計算実行および賞与計算実行時点で保存された、雇用保険区分を抽出します。
No. | 項目 | 内容 |
---|---|---|
⑨ | 被保険者: 人数 |
下記の従業員の合計人数 ※雇用保険区分の設定方法はこちら |
⑩ | 被保険者: 雇用保険対象額 |
下記の従業員の雇用保険対象額の合計 ※雇用保険区分の設定方法はこちら |
⑪ | 被保険者(役員): 人数 |
下記の従業員の合計人数 ※雇用保険区分の設定方法はこちら |
⑫ | 被保険者(役員): 雇用保険対象額 |
下記の従業員の雇用保険対象額の合計 ※雇用保険区分の設定方法はこちら |
⑬ |
合計: |
⑨⑪の合計 |
⑭ | 合計: 雇用保険対象額 |
⑩⑫の合計 |
4.それぞれのタブで確認/修正が完了したら[次へ]をクリックします。
5.STEP2:労働保険申告書にて、STEP1で集計された金額を確認します。
[算定内訳]タブ
労働保険申告書算定内訳のPDFを出力する場合は、[PDFダウンロード]をクリックしてください。
▼PDFイメージ
項目 | 計算式 |
---|---|
常用使用労働者数 | STEP1の[労災保険料]タブで集計した人数の総合計 ÷ 12 |
雇用保険被保険者数 | STEP1の[雇用保険料]タブで集計した人数の総合計 ÷ 12 |
【確定保険料算定内訳】
STEP1で集計した労災保険料合計と雇用保険料合計および計算開始時に選択した労保事業所の保険料率が表示され、確定保険料額が計算されます。
例)年度更新の対象年度が2023年の場合
→2023年3月31日以前で最新の労保事業所の履歴に登録した労災保険料率を抽出
保険料・一般拠出金算定基礎額 (端数処理:1000未満切り捨て) |
確定保険料・一般拠出金額 (端数処理:1円未満切り捨て) |
|
---|---|---|
労働保険料 (労災+雇用) |
【労災保険料と雇用保険料が同額の場合】 【上記以外の場合】 |
【労災保険料と雇用保険料が同額の場合】 【上記以外の場合】 |
労災保険分 | STEP1で算出した労災保険料の総合計(労災保険対象額) | 労災保険分の保険料・拠出金算定基礎額 × 1000 × 保険料・拠出金率 |
雇用保険分 | STEP1で算出した雇用保険料の総合計(雇用保険対象額) | 雇用保険分の保険料・拠出金算定基礎額 × 1000 × 保険料・拠出金率 |
一般拠出金 | STEP1で算出した労災保険料の総合計(労災保険対象額) | 一般拠出金 × 1000 × 保険料・拠出金率 |
【概算保険料算定内訳】
STEP1で集計した労災保険料合計と雇用保険料合計および計算開始時に選択した労保事業所の保険料率が表示され、概算保険料額が計算されます。
例)年度更新の対象年度が2023年の場合
→2024年3月31日以前で最新の労保事業所の履歴に登録した労災保険料率を抽出
保険料算定額の見込額 (端数処理:1000未満切り捨て) |
概算保険料額 (端数処理:1円未満切り捨て) |
|
---|---|---|
労働保険料 (労災+雇用) |
【労災保険料と雇用保険料が同額の場合】 【上記以外の場合】 |
【労災保険料と雇用保険料が同額の場合】 【上記以外の場合】 |
労災保険分 | STEP1で算出した労災保険料の総合計(労災保険対象額) | 労災保険分の保険料算定基礎額の見込額 × 1000 × 保険料・拠出金率 |
雇用保険分 | STEP1で算出した雇用保険料の総合計(雇用保険対象額) | 雇用保険分の保険料算定基礎額の見込額 × 1000 × 保険料・拠出金率 |
[納付額]タブ
労働保険申告書納付額のPDFを出力する場合は、[PDFダウンロード]をクリックしてください。
▼PDFイメージ
項目 | 内容 |
---|---|
延納の申請 (納付回数) |
1回/3回 のいずれかを選択してください。 ※3回は概算保険料(労災保険料 + 雇用保険料)が40万円以上のみ選択可能 |
申告済概算保険料額 | 前年度の申告時に概算で申告し納付した金額を入力してください。 ※半角数字9桁以内 ※値を入力すると差引額・期別納付額の金額が即時計算される |
充当意思 |
1:労働保険料のみに充当 2:一般拠出金のみに充当 3:労働保険料及び一般拠出金に充当 ※充当・・・確定保険料の額が前年度に申告した概算保険料額(申告済概算保険料額)を下回る場合に、その差額を当該年度の概算保険料や一般拠出金の納付額に充てること |
【差引額】
項目 | 内容 |
---|---|
充当額 | 申告済概算保険料額で充当できる金額が表示されます。 |
不足額 | 申告済概算保険料額で差引不足している金額が表示されます。 |
還付額 | 申告済概算保険料を充当しても過分な場合に表示されます。 |
【期別納付額】
※第2期/第3期は納付回数で「3回」を選択した場合にのみ表示されます。